「トマト一筋60年」。
その時代に一番おいしいトマトを追求し続ける。
「ヨダファーム」は、その時に一番おいしいトマトを追求し続けている、山梨県・甲府にあるトマト農家です。
ここで生まれる「桃太郎トマト」は、ぎゅっと詰まった果肉に、甘み・酸味・うま味の見事なバランスが特徴。山梨県の豊富な日射量と昼夜の寒暖差、水環境という恵まれた育成環境に、ヨダファーム独自の栽培方法を掛け合わせることで、一度食べたら忘れられないトマトができあがります。
愛情たっぶり、のびのび育てられたトマトたちは、農園から直接ご自宅へお届け。まずは届いた瞬間、そのままの状態で食べてみてください。
ヨダファームについて
山梨県中央市の釜無川と笛吹川に挟まれる甲府盆地に、「ヨダファーム」はあります。豊富な日射量を必要とし多湿を好まないトマトは、この地域での環境が非常に適しているのだそうです。
唯一無二の、誰にも負けないトマトづくりにこだわり続けたいというヨダファームは、60年間トマト一筋で生産・販売を行っています。トマトに特化してきたからこそ、一般で流通しているトマトにはない味わいや食感が特徴。
最もおいしい状態を食べてもらうために、お届け先の地域に合わせて収穫の翌日または翌々日のトマトを選定。市場などを介さずに直接ご自宅へ届けるため、新鮮なトマトを楽しめます。
代表取締役社長・功刀 隆行さんは、義両親がトマト農家だったことをきっかけに、ヨダファームのトマトと出会い、トマト農家の道を歩み始めます。
はじめて食べた時、「こんなにおいしいトマトをつくっているのに、それを知らなかったなんて」と衝撃を受けたそう。もうひとつ衝撃的だったのは、トマトを育てている義両親や親族たちがトマト栽培に対して自虐的であったこと。
第三者としてヨダファームが生み出すトマトのおいしさ、高度な栽培技術、作り手のこだわりに感銘を受けた功刀さんは、長年勤めていた職場を退職し、義両親の手伝いをするようになります。
その後、自らが代表となり「株式会社ヨダファーム」を設立。本格的にヨダファームでのトマト栽培に携わるようになりました。
現在はオンラインストアやSNS、クラウドファンディング、カフェ店舗などあらゆる切り口からヨダファームの活動を発信中。多くの人にヨダファームを知ってもらうことで、山梨県中央市のトマトの魅力が伝わることはもちろん、農業の活性化を目指しています。


ヨダファームの
トマトについて
「ヨダファーム」のトマトの大きな魅力は、味のバランスと食感。おいしいトマトといわれるのは、甘み・酸味・うま味、これら3つのバランスが左右されます。トマト農家によって味のバランスは異なり、糖度が高く甘さが売りのトマトもあれば、酸味やうま味がしっかりしたトマトを栽培しているものもあります。
ヨダファームのトマトは、甘み・酸味・うま味、いずれもバランスが整っており、食べているうちに味が変化していくのです。おしりからかぶりつくと、まず甘みが広がり、酸味が後からやってきます。ヘタに向かって食べ進めていくと、酸味が強くなり口の中で頬張り続けていると旨みを感じるようになっていきます。
味わいの移り変わりを楽しめるのは、ヨダファームのトマトだからこそ。功刀さんおすすめの食べ方は、届いた瞬間にそのまま丸かじり。一度丸かじりのおいしさを味わってしまうと、包丁で切ってしまうのがもったいなく感じるかもしれません。
また、味だけでなく皮と果肉の食感もトマトのおいしさを引き立てます。皮は薄くてやわらかく、果肉はぎっしり。歯を入れるとパリッとした皮とぎゅっとした果肉の食感が同時に訪れます。
ヨダファームのトマトの味や食感のひみつは、恵まれた地域の特性はもちろん、栽培過程における工夫にあります。特に気を付けているのは日光や水などを与えるバランス。例えば葉の大きさを小さくすることで、重なりあった下の葉まで日光が届きやすくなり、苗が育ちやすく実へ栄養を蓄えやすくなります。
トマト栽培で重要な摘果にもこだわりがあります。摘果とは実を間引くこと。ひとつの苗につきおよそ70個できる実を半分ほどに減らすことで、より多くの栄養を実へ与えられるようになるのです。
驚くべきは、ヨダファームではこれらの作業一つひとつを手作業で取り組んでいること。毎日トマトたちとじっくり対話し、送られるサインを見極めることが大切なのだそうです。この日にこれをすればいい、というルールがないからこそ、60年携わってきた経験や感覚がいき、ヨダファームだけのトマトができあがります。
毎年栽培方法の工夫を凝らしながらアップデートし続け、変わらないおいしさはそのままに、さらに質の高いトマトづくりを目指しています。
桃太郎トマト
使用している品種は「桃太郎トマト」。1985年に誕生した桃太郎トマトは、甘み・酸味、うま味を含むことが特徴で、何度も品種改良を重ね、現在では全国各地で広く普及しています。
功刀さん曰く、多くのトマト農家が桃太郎トマトを栽培・販売しているそうですが、栽培方法によって味や食感はまったく異なるのだそう。
スーパーで桃太郎トマトを見かけた際は、ヨダファームのトマトと食べ比べてみるのもおすすめです。


トマトを通じて
たくさんの出会いを増やしたい
「株式会社ヨダファーム」代表取締役の功刀 隆行さんは、自身の栽培・販売するトマトだけでなく、山梨県中央市のトマトを世の中へ発信していきたいという想いを掲げています。
ヨダファームの代表になるまではサラリーマンとして働いていた功刀さん。生産者側の立場ではなかったからこそ、農業の大切さやおもしろさ、難しさに気付けたのだそう。そして、将来を見据えたときに、農業を維持することの厳しさも感じたのだそうです。
ヨダファームのトマトは大量生産にこだわらず、食べた人においしいと思ってもらえることを大切に、一つひとつのトマトの質を追い求めています。
人手不足の悩みに限らず、生産者の感覚や経験によって培われた技術をどのように継承すべきか。自らが行動を起こすことで、まずはヨダファームのこと、そして農業の現状を知ってもらうことから始めました。
取り組みのひとつとして、これまでクラウドファンディングを複数回実施してきました。功刀さんのトマトや農業に対する思いが共感を呼び、数々のプロジェクトを成功に導いてきました。多数のイベントや大会にも自らが足を運び、自社ブランドや商品をアピール。メディアの取材も積極的に出演しています。
ヨダファームのトマトを通じた出会いをきっかけに、今後も新たな取り組みに挑戦し続けていきます。
トマト栽培に最適な甲府盆地
山梨県中央市は、甲府盆地の南西に位置します。笛吹川と釜無川に挟まれた場所で栽培されており、日光、水、寒暖差に恵まれたこの地域は、トマト栽培に最適。県内でも有数のトマト産地といわれており、この地域の生産者の多くが長年トマト栽培に携わっています。
ご当地グルメに「青春のトマト焼そば」があり、トマトソースをふんだんにからめた焼きそばは甘酸っぱい味わいに。まさに青春の名がぴったり。周辺地域のお店ではメニューとして取り扱っているところもあり、店によって少しずつ特徴が異なるのだそう。近年では、地元のトマトを使ったご当地グルメとしてPRにも力を入れています。