作り手が心から食べたいと思える、
安心安全で身体に優しい野菜づくり。
茨城県龍ケ崎市で農業に取り組む「すまいるアグリ」では、農薬・化学肥料だけではなく、殺虫剤・除草剤まで一切使わない、安心安全な野菜作りをモットーとしています。日々、私たちの体を形づくる野菜で、食べて体が喜び、元気になることを何よりも大切に。作り手が心から「食べたい」と思えるからこそ、自信を持ってお届けできる野菜です。
こだわりは乳酸菌を利用した手作りの肥料と井戸水を使用した土づくり。種まきから収穫まで一つひとつ手作業で、手間暇と愛情をたっぷり込めて畑と向き合っています。栄養と生命力を蓄えた野菜は、素材そのものの旨みが引き立ちます。
すまいるアグリについて
心と体の健康を大切に、安心安全な野菜づくりに取り組む「すまいるアグリ」。農業に適した穏やかな気候が特徴の茨城県龍ケ崎市・牛久市で、無農薬・無化学肥料にこだわった栽培方法で農業をはじめました。無農薬栽培が難しいとされる、にんにく、エシャレット、ネギ、さつまいもなど、多種多様な野菜の栽培に挑戦。作り手自身が納得して食べたいと思えることを大切にしています。
健康に良い野菜でありながら、美味しさを追求できる秘訣は土づくりにあります。生物由来の資源である籾殻や米ぬか、アミノ酸などを加え、乳酸菌を発酵させた肥料は作るだけでも膨大な時間と手間暇がかかるもの。発酵時間を置いて、4回以上に渡り全体をかき混ぜることで良い肥料ができあがるのです。その後、手作業で畑全体に馴染ませ、良い状態の土壌ができてはじめて、安心と美味しさのどちらも備えた野菜が育ちます。
すまいるアグリ合同会社の代表・野村さんは作った農産物で笑顔や元気が生み出したいという思いから「すまいるアグリ」という社名を付けたそう。化学物質過敏症やアレルギー、病気をされている方にも、安心安全で健康に優しい野菜を届けることを心がけています。元々は福祉事業に携わっていた野村さんは、福祉雇用や農業の活性化など社会課題に対する取り組みにも力を入れています。


すまいるアグリの野菜
「すまいるアグリ」で栽培している野菜は、農薬・化学肥料だけではなく、殺虫剤、除草剤まで無使用であることが最大の特徴。何よりも健康な体と心を作るため、時間と手間暇をかけて安心安全な野菜づくりにこだわっています。
農薬・化学肥料を使わない栽培方法は一朝一夕にはうまくいきません。過去には虫害・獣害によって農作物に被害が出てしまったり、土壌から栄養を奪う雑草によって農作物の味や形が落ちてしまったことも。人間や有益生物にとって無害な自然由来のニーム酵素液を散布したり、手作業で除草を行うなど、薬品を使わない対策方法を試行錯誤しながら栽培に取り組んでいます。
農作物によって畝間(うねま)と呼ばれる作物の間隔や幅、土の高さを変えていることもこだわりのひとつ。水や肥料を撒く頻度も農作物の栽培方法に合わせて変えています。細かな調整を行うことで、より美味しく生命力の高い農作物をお届けすることにつながります。現在はさつまいも・紅はるかとにんにく・ホワイト六片種、エシャレットを取り扱っています。
にんにく・ホワイト六片種
ホワイト六片種のにんにくは、外国産のにんにくと比較して1片が大きく真っ白、表面に張りがあり実が引き締まっているのが特徴です。香りはしっかりと感じられますが、臭みが少なく食べやすい品種として日本では広く食べられています。
にんにくは無農薬栽培が難しいとされていますが、「すまいるアグリ」では手作業で行う細かな除草作業や水やりをすることで栽培を可能にしています。火を通した時に感じられるにんにく特有の食欲をそそる香りや味はそのまま、安心安全に食べていただけるにんにくです。初めて味わう方はぜひ、ホイル焼きや黒にんにくなど素材の味を楽しめる調理方法を試してみてください。
さつまいも・紅はるか
しっとりとした食感と高い糖度が特徴のさつまいも・紅はるか。さつまいもの中で群を抜いて甘みが強く、全国的に生産量の多い品種となっています。紅はるかは在来種ではなく、形状の揃いが良い「九州121号」と、外観品質に優れている「春こがね」の交配品種で、2010年3月に品種登録されました。
乳酸菌を活かしたこだわりの土壌で栽培された「すまいるアグリ」の紅はるかは甘みもさることながら、さつまいも本来の味わいを楽しめます。甘さをしっかりと感じるためには焼き芋や干し芋など、素材の味を活かした調理方法がおすすめです。
エシャレット
エシャレットはまだ若いうちに収穫されるらっきょうを指し、しゃきしゃきとした食感にアクセントとなるわずかな辛味が特徴です。一般的ならっきょうと比べて柔らかく、クセや臭みも感じにくいことからどのような調理でも召し上がっていただけます。玉ねぎの一種である「エシャロット」と混同されることもありますが、全く異なる野菜です。
国内で無農薬栽培を行われている例は少ないですが、「すまいるアグリ」ではそのまま食べても安全な野菜として栽培しています。おいしさに手が止まらなくなる食べ方は、生のままみそやマヨネーズなどの調味料をつけて一口でかじること。料理の前菜としてはもちろん、お酒のおつまみとしても楽しんでいただけるので、ぜひ試してみてください。


自分が「食べたい」と思える
野菜を作りたい
野村さんはご自身がアレルギー体質であったことから、もともと食べるものには気をつけていたといいます。スーパーで食材を購入する際には原材料や添加物を確認し、安全に食べられるものを探していた経験から、「自分自身が食べたいものを作れたら」という思いを持つようになったそうです。
農業を始めてからは、種を蒔いて収穫できるまでの間、雨や暑さ・寒さの中でも畑に足を運び、野菜が育つよろこびを実感するようになったと話します。実際に食べた方から「すごくおいしかった」「来年も販売してもらえる?」と声をかけられることもあり、生産者としての喜びを感じる場面も増えてきたそうです。
もともとは福祉事業に携わっていた野村さん。農業の過疎化や高齢化が進むなかで、「福祉雇用の創出と農業を組み合わせられるのでは」と考えたことが、就農のきっかけになったといいます。作物の安全性にとどまらず、太陽の下で身体を動かす農作業の大切さや、収穫に至るまでの過程がもたらすやりがいは、体と心の健康にもつながっていると感じているそうです。
今後もさまざまな農作物の無農薬栽培に挑戦しながら、フードロスや農業の活性化といった社会課題の解決にも力を注いでいきたいと語っていました。
穏やかな気候で農業に適した土地・龍ケ崎市
茨城県龍ケ崎市は都心から約1時間という土地でありながら、自然が豊かで穏やかな気候が魅力。
平地が多く、年間を通して気候に変動が少ない地域です。アクセスが良く住みやすい街としての利便性と、利根川や田園風景が見られる自然が調和していることからも農業に適した土地であるといえます。
近辺には筑波山温泉や筑波山神社、牛久大仏などの観光地も多くあり、都内から羽を伸ばしに足を運ぶ場所としておすすめです。休日にゆったりと自然を感じてリフレッシュしたい方は、ぜひ訪れてみてください。