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人の想いをつなぐ、GREEN CORE Coffeeのアンドロメダエチオピアコーヒー

「GREEN CORE Coffee」が販売するアンドロメダエチオピアコーヒーは、エチオピアの国有林に自生する野生のコーヒー。農薬や化学肥料に頼らず、自然の営みのなかでたくましく育ってきました。農薬、品種改良、化学肥料を介在しないこのコーヒーは、コーヒーの起源を思わせる味わいと、飲む人の身体にやさしく沁み入る清らかさを持っています。

特別なコーヒーに、自らの想いを込め焙煎・提供しているのが、GREEN CORE Coffeeの店主である、村越 美保さん。その一杯には、自然の恵み、遠く離れた人々の暮らし、そして未来への想いが込められています。

今回はアンドロメダエチオピアコーヒーの特徴や、日本へ輸入されるようになった背景などを村越さんにお聞きしました。村越さんがアンドロメダエチオピアコーヒーを販売するまでに至った物語や想いも紹介していますので、ぜひご覧ください。

GREEN CORE Coffeeのアンドロメダエチオピアコーヒー

アンドロメダエチオピアコーヒーという名前は、エチオピアに伝わる神話に登場する女王の名に由来します。コーヒーが初めて人々の暮らしに根づいた地・エチオピア。その国有林の中で当時から変わらずに静かに自生し続けています。

アンドロメダエチオピアコーヒーが特別といわれるのは、希少価値だけが理由ではありません。エチオピアの大地に根ざし、何世代にもわたって自然のままに実を結んできたフォレスト種。まさに、コーヒーの原点ともいえる存在です。

人の手が加えられないため農園で栽培された豆と異なり、自然の中で育った特徴をもっています。森の奥深く、日差しや雨、動物たちと共に暮らす環境で育まれたことで、力強さの中にしなやかなやさしさを宿しているのです。

香り豊かなアフリカ系コーヒー

アフリカ産のコーヒー豆は、一般的に、香りのコーヒーとも呼ばれます。その中でもエチオピア産の豆は、芳醇な香りとフルーティーな酸味を持ち、まるで果実を思わせるような華やかな風味が特徴です。

アンドロメダエチオピアコーヒーもその例にもれず、飲んだ瞬間にすっと鼻に抜ける爽やかな香りと、口の中にふわりと広がる果実の余韻が印象的です。一方で、酸味が強すぎず、まろやかでやさしい口当たりを保っているため、酸味のあるコーヒーが苦手な方も飲みやすい、と驚かれることが多いそうです。

白いパッケージの「Limu -リム-」は朝の目覚めの一杯に。黒いパッケージの「Yirgachafe -ヤルガッチャフェ-」はリラックスタイムのお供におすすめです。(村越 美保)

音と共鳴するコーヒーの熟成

「GREEN CORE Coffee」では、焙煎の工程にも独自のこだわりが込められています。豆の焙煎時に「IDAKI」サウンドと呼ばれる特殊な音を聴かせることで、さらにまろやかな味わいを引き出しています。
このサウンドは、心身のバランスを整える音響振動として知られ、人にとっても心地よいと感じられる波長。豆そのものが持つエネルギーにやさしく働きかけ、仕上がりにより一層の深みと調和をもたらすのです。

森が育んだ天然の豆に、人の手でそっと寄り添い、やさしさを引き出していく。こうした環境が、アンドロメダエチオピアコーヒーの味わいを形作っているのです。

苦味やえぐみが少なく、よりまろやかに光満ちる味わいに仕上がっています。(村越 美保)

野生のコーヒーとの共生

アンドロメダエチオピアコーヒーが育つのは農園ではなく、エチオピア政府が保有する国有林。人の手によって切り開かれた農地ではなく、まるでジャングルのような森の中です。高い樹々が太陽を遮り、湿度を含んだ空気と動植物の気配漂う森には、原種のコーヒーの木が静かに息づいています。
そこに人が足を踏み入れるのは、収穫のとき。現地の人々が一粒ずつ、ていねいに手で摘んでいきます。まさに、栽培ではなく、共に生きるという姿勢そのもの。自然を管理するのではなく、そっと寄り添い、その恵みをいただく。そんな関係性の中で、このコーヒーは育まれています。

農園型の大量生産とは異なり、化学肥料や農薬は一切使用されません。人が管理しないからこそ、土壌は本来の力を保ち、豊かな栄養を蓄えています。虫や動物たちも共に暮らし、季節とともに自然に実をつけるサイクル。そんな環境の中で育った豆には、生命の循環そのものが凝縮されています。
この森での収穫には、エチオピア政府との信頼関係も欠かせません。森は個人の所有物ではなく、国の保護下にある資産だからです。輸出のためには、政府との正式な交渉が必要ですし、その過程は決してかんたんなものではありませんでした。

「GREEN CORE Coffee」の背景には、この仕組みに長年取り組んできた人たちの努力があります。エチオピアの人々が自らの資源に誇りを持ち、正当な形でその価値が評価されるように。その願いのもとで、この森との共生は今も続いています。一杯のコーヒーの裏側には、自然との共生と、国を越えた信頼の積み重ねがあるのです。

焙煎は中煎り、精製方法はウォッシュドにしています。特徴としては飲みやすく、華やかで優しい味わいなので、コーヒーが苦手な人でも楽しめますよ!(村越 美保)

アンドロメダエチオピアコーヒーが日本で販売されるまで

私たちにとって身近な存在であるコーヒーは、長い年月をかけて世界中に浸透しました。その過程では、国や地域ごとの事情、流通の仕組み、そして多くの立場の人々が関わり合いながら、今の形がつくられてきた背景があります。

かつてのエチオピアでも、複雑な構造の中で、生産の現場と市場との間に距離が生まれ、生産者の手元に十分な対価が届きにくい状況がありました。どれだけ良い豆を育て、手作業で収穫しても、それが適切に評価されないまま流通してしまう。
世界的に需要の高い作物である一方で、その価値が現地の暮らしに直接つながりにくい。そんな課題を抱えていた時代があったのです。

この現状を少しずつでも変えていきたい。そんな想いから動き出した人たちの存在があります。そのひとつが、日本のNPO法人 高麗による取り組みです。
代表の高麗 恵子さんは、約20年前、エチオピアを訪れた際に、飢餓や医療の不足といった現地の厳しい暮らしに触れました。命の危機に直面している人々の姿を目の当たりにし、支援だけでなく、より根本的な部分から仕組みを整える必要性を強く感じたといいます。

その思いをもとに始まったのが、国有林で自生する野生のコーヒー豆を、正式な許可を得て日本へ輸出するという試みでした。当時はまだ「ダイレクトトレード」という言葉も一般的ではなく、前例のない交渉の連続。政府とのやりとりを通じて、時間をかけて信頼を築き上げながら、ようやく輸出が実現したのです。

「GREEN CORE Coffee」が取り扱うアンドロメダエチオピアコーヒーは、こうした背景のもとで生まれました。栽培された豆ではなく、自然の森に生きる豆を、正当な手続きで受け取り、適正な価格で取引する。売上の一部は、現地に必要な支援のために使われ、給水装置の設置プロジェクトなどにもつながっています。

このコーヒーには、飲むことで誰かの役に立てるという喜びがあります。ただの消費ではなく、人とのつながりとして、未来を選ぶことができる。アンドロメダエチオピアコーヒーは、その選択肢のひとつです。

飲む人の健康づくりを促すだけでなく、現地の生活を支え、持続可能な社会の実現も目指し活動しています。(村越 美保)

コーヒー本来の味わいを引き立たせる素材選び

「GREEN CORE Coffee」は、鎌倉・北鎌倉エリアを中心に不定期でキッチンカーを出店しています。提供するアンドロメダエチオピアコーヒーには、本来の香りややさしい酸味をそのまま味わっていただけるよう、素材選びにもこだわりがあります。
甘みを加えたい方にはアガベシロップを、ミルクを加える際は、身体にやさしいソイミルクをおすすめすることもあります。どちらも自然な風味を引き立て、豆そのものの味わいを損なわない組み合わせです。

このような選択は、ていねいに育まれたコーヒーの魅力を最後まで大切に届けたい、という思いが込められています。飲む人とつくり手が同じ方向を見つめながら、身体や心にやさしい選択を重ねていく。GREEN CORE Coffeeでは、自分たちが信じるやさしさのかたちを、日々の営みとして伝えていくことを大切にしています。

カフェでは「白いコーヒー」も販売しています。超低温焙煎のコーヒーで、すっきりとした飲み口に優しくまろやかな後味が特徴です。(村越 美保)

店主・村越さんが語る、やさしさの循環

「GREEN CORE Coffee」を営む村越 美保さんは、アンドロメダエチオピアコーヒーと出会い、この一杯に人生の新たな意味を見出しました。ただ販売するだけではなく、その背景にある物語や、人の想いに光を当てたい。そう語る村越さんのまなざしは、いつもその先の誰かに向いています。
ここからは取材時にご本人にいただいたメッセージをご紹介します。このコーヒーに込められた本当のやさしさ、そしてその循環が、読む人の心にも届きますように。

一杯に、人と未来への想いを込めて

メーカーであるNPO高麗の代表・高麗 恵子さんの純粋なやさしさに触れ、私は、人はやさしさや愛があれば元気に生きていけるのだと知りました
人の気持ちが、誰かを支える力になること。過酷な環境の中で生きる方々にとって、この世の中に自分たちのことを真剣に想い、考えてくれている人がいるということは、何よりの原動力になるのです。

高麗さんは、エチオピア現地を視察された際にレントゲンの寄付をお約束され、後日実際にレントゲンを持って現地を訪れました。そのとき、現地の方が「何より嬉しいのは、約束を守ってくれたこと」と話してくれたそうです。物やお金ではなく、人の気持ちこそが、人を支える力になるのだと私も実感しました。何をするにも、まず大切なのはそこなのだと思います。

アンドロメダエチオピアコーヒーの販売は、エチオピアの飢餓支援から始まりました。現地に還元する仕組みづくりがあり、売上の一部は給水装置の設置プロジェクトなどにも活用されています。私自身、幼い頃からアフリカの貧困問題に胸を痛めていたので、こうした活動に関われることが、何より嬉しく、ありがたいことでした。
けれど、販売を続けるうちに、気づいたのです。助けられていたのは、自分の方だったと。
アフリカの広大で肥沃な大地の恵みを、遠く離れた日本でいただけることのありがたさ。そして、誰かを助けたいと願って行動することは、自分自身が救われることでもあるのだと知りました。すべてが一つにつながっている。そう実感する尊いプロセスを、私は経験させていただきました。

飲んだ方は、まず華やかで豊かな香りに驚かれます。そして、大変飲みやすく、スーっと身体に自然に入ってくる体感は、アンドロメダエチオピアコーヒーの特徴です。古来よりコーヒーは、お薬として飲まれてきました。しかし、昨今では、品種改良が重ねられ、農薬がかけられ、本来の珈琲とは、異なるものとなってしまったと感じております。
アンドロメダエチオピアコーヒーは、古来から森に自生し、今もなおその姿を変えることなく肥沃な森に生息する貴重なフォレスト種のコーヒーです。そして、焙煎時には、「IDAKI」サウンドを聴き更にまろやかに熟成されています。このコーヒーは、本来のコーヒーが持つ可能性と、人の愛、やさしさが形になり生まれました。お飲みいただく方は、大自然と人のやさしさを、コーヒーから体感いただけることと思います。

やさしさがめぐる、森からの贈りもの

アンドロメダエチオピアコーヒーは、おいしいだけのコーヒーではありません。森と人が共に生きるという環境へつながるものであり、遠く離れた誰かの暮らしを思いながら選ぶ一杯です。

古来より薬としても用いられてきたコーヒー本来の力を持ち、身体にやさしく、内側から整えてくれるような感覚をもたらしてくれるアンドロメダエチオピアコーヒー。農薬や化学肥料に頼らず、自然の中で育まれた原種の豆だからこそ、現地では胃腸をいたわる飲み物としても親しまれてきました。

飲むことが、よりよい未来へとつながっていく。やさしさに満ちた一杯を、今日の自分へのささやかな贈りものにしてみませんか。

アンドロメダエチオピアコーヒーは、コーヒー本来の味わいと、人の愛・やさしさが交わり生まれました。大自然の恵みと人のやさしさを、1杯のコーヒーからぜひ体感してください!(村越 美保)

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