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早生みかんと極早生みかんの違いとは?特徴・選び方からおすすめのみかんまで解説

スーパーや青果店で、「早生みかん」「極早生みかん」という表示を見かけたことはありませんか。どちらも温州みかんの仲間ですが、主な収穫時期や果皮の色、甘みと酸味の感じ方には違いがあります。

なかでも極早生みかんは、果皮に青みが残った状態で出回ることがあり、「まだ熟していないのでは」「酸っぱいのでは」と思われることも少なくありません。一方、早生みかんは黄色やオレンジ色に色づいたものが多く、甘みと酸味のバランスを楽しめるみかんとして親しまれています。

とはいえ、味や見た目は収穫時期だけで決まるものではありません。品種や産地の気候、栽培方法、その年の天候などによっても変わります。

この記事では、早生みかんと極早生みかんの違いをわかりやすく解説します。おいしいみかんの選び方や、箱で届いたみかんを長く楽しむための保存方法も紹介するので、自分の好みに合ったみかん選びに役立ててください。

早生みかん・極早生みかんとは?

早生みかんも極早生みかんも、日本で広く親しまれている「温州みかん」の一系統です。温州みかんという名前の由来や、日本で定着してきた歴史を知ると、なぜこれほど細かく収穫時期によって呼び名が分かれているのかが見えてくるはずです。

温州みかんに分類されるみかん

私たちが普段「みかん」と呼んでいる果実の多くは、正式には「温州(うんしゅう)みかん」という名前を持ちます。「温州」は柑橘の名産地として知られる中国・浙江省の地名に由来していますが、柑橘自体は日本生まれです

江戸時代、鹿児島県長島の地で、種のある柑橘の中から偶然できた種なしの実が起源とされています。しかし当時は、家名や子孫の存続が重視されていたことから、種のない果実は縁起が悪いものとして敬遠されていたそうです。

明治時代に入ると、こうした縁起に対する見方が次第に薄れ、果物そのものの味や食べやすさ、栽培・販売上の利点が重視されるようになりました。なかでも、手で簡単に皮をむけて、種を取り除く手間がほとんどない温州みかんは、食べやすい果物として評価されるようになったといわれています。さらに、各地で栽培が進められたことで生産量も増え、温州みかんは全国へ広まっていきました。

温州みかんは収穫時期によってさらに「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」「晩生(おくて)」の4つに分けられます。なお、この分類はあくまで実が熟すタイミングによるものであり、どれが優れているかという優劣を表すものではありません。

極早生みかんの収穫・出回り時期

極早生みかんは9月中旬から10月中旬にかけて収穫・出荷される、シーズン最初に出回る品種群です。「青切り」「早採り」とも呼ばれ、収穫が始まったばかりの頃は果皮に青みが残り、酸味がしっかりと感じられます。日が経つにつれて徐々に甘みが増していくのも特徴の一つです。

市場では、その年最初に出回る初物として需要が高まりやすく、価格が上がる傾向にあります。近年は甘さを重視する傾向が強まっていますが、昔ながらのキリッとした酸味を好む根強いファンも多く、極早生みかんならではの個性として受け継がれています。

早生みかんの収穫・出回り時期

早生みかんは11月中旬から12月中旬にかけて収穫・出荷され、温州みかんの中でもっとも流通量が多い時期にあたります。一般的に「みかん」と聞いてイメージされやすいのは、この時期の味わいです。気温が下がり始めるタイミングと重なり、こたつで果実を頬張るという冬の風物詩を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

早生みかんの時期には宮川早生上野早生興津早生など、産地ごとに培われてきたブランド品種が一斉に出回ります。選択肢が豊富になることで手に取りやすい価格帯が保たれやすく、年末年始に向けて贈答用としても選ばれやすい時期です。

中生・晩生みかんとの違い

中生・晩生は11月下旬から3月頃にかけて流通する系統です。じょうのう膜(果肉を包む薄皮)がやや厚めになる一方、収穫後に貯蔵することでじっくりと熟成が進み、濃厚な甘さを楽しめます。

早生・極早生が「その場のフレッシュな味わい」だとすれば、中生・晩生は「時間をかけて仕上げる味わい」ともいえるでしょう。同じ温州みかんでも、熟すタイミングによってここまで表情が変わります。

早生みかんと極早生みかんの具体的な違い

早生みかんと極早生みかんは、同じ温州みかんでありながら、味・見た目・皮の質感まで印象が大きく異なります。その違いを生んでいるのは、木にとどまる時間の長さによって変化する糖分と酸味のバランスです。

ここからは味わい、サイズ展開、皮の特徴という3つの観点から、それぞれの特徴を紹介します。まずは主な違いを以下の表で掴んだうえで、違いを見ていきましょう。

早生みかん極早生みかん
主な流通時期秋の終わりから冬の初め初秋から秋
果皮オレンジ色が濃くなりやすい青みが残るものが多い
味の印象甘味と酸味のバランス爽やかな酸味
おすすめの人穀と甘酸っぱさを楽しみたい人さっぱりした味が好きな人

味わいの違い

極早生みかんは酸味がやや強く、さっぱりとした後味とみずみずしさが持ち味のみかんです。「まだ熟していないから酸っぱいのでは」と思われがちですが、それは半分正解で半分誤解です。極早生みかんならではの爽やかな個性として楽しむのがおすすめといえます。

一方、早生みかんは糖度が高く、コクのある甘さと適度な酸味のバランスが魅力です。この違いを生んでいるのが「糖酸比(とうさんひ)」という考え方で、甘さは糖分の量だけでなく、糖分と酸味(クエン酸)のバランスによって決まります。

極早生みかんは、まだクエン酸が十分に抜けきっていない早い段階で収穫されるため、酸味が前面に出た味わいになります。早生みかんは木にとどまる時間が長いぶん糖分をより多く蓄え、なおかつ酸味もほどよく抜けているため、甘みとコクのバランスが際立つというわけです。

見た目・サイズ展開の違い

極早生みかんは、収穫時期が早く実の肥大が完了していないぶん、直径6〜7cm、重さ60〜100g程度とやや小ぶりなものが中心で、サイズ展開でいえばS〜Mサイズが主流です。

対して早生みかんは、極早生みかんよりも木の上で育つ時間が長いぶんサイズの幅が広く、直径5〜8cm、重さ80〜180g程度、S〜2Lサイズまで店頭に並びます。手のひらに収まる小ぶりな一粒を楽しみたいなら極早生みかん、食べ応えのある大玉も選びたいなら早生みかんというように、サイズ感の違いも選ぶときの目印のひとつといえるでしょう。

皮の特徴の違い

早生みかんは果皮が薄く皮離れがよいため、手や口に皮が残りにくく、お子さまやご年配の方にも食べやすい品種です。

一方、極早生みかんは早生みかんよりもさらに果皮が薄いことが多いものの、収穫時期が早い分、白いすじ(アルベド)が果肉にしっかりと密着していることがあり、皮をむくときにやや力がいる場合があります。

また、極早生みかんの皮に青みが残るのも、葉緑素(クロロフィル)がまだ十分に分解されていないための現象です。味に問題があるわけではないので、旬ならではの個性として捉えてみてください。

早生みかん・極早生みかんの魅力

収穫時期の違いが生む味や見た目の差を知ると、それぞれの個性がより鮮明に見えてきます。極早生みかんは季節の先取り、早生みかんは冬の団らんに寄り添う定番の味わいというように、同じ温州みかんでありながら楽しみ方は異なるでしょう。

極早生みかん=「初物」として季節を先取り

まだ日差しの強さが残る9月、店先に極早生みかんが並び始める瞬間は、夏から秋への切り替わりを実感させてくれる小さな合図です。青みを帯びた果皮を割ると、ぎゅっと締まった果肉から弾けるような酸味とみずみずしい果汁が広がります。

冷蔵庫で冷やして食べれば、残暑の火照った身体にすっと染み込むような爽やかさ。今年初めての一玉を口にする体験そのものが、季節の節目を先取りする特別な楽しみになるでしょう。糖度の高い品種を選べば、酸っぱさだけでは終わらない、キリッとした後味と奥行きのある甘さの両方に出会えるはずです。

早生みかん=冬の定番として楽しむ王道の味わい

気温がぐっと下がる11月から12月、早生みかんはこたつのお供として食卓に欠かせない存在になります。皮を軽く押すだけでするりとむける手軽さ、口いっぱいに広がる甘みと酸味のバランス。家族で囲む団らんの時間にも、テレビを見ながらの何気ないひとときにも、自然と手が伸びる味わいです。

甘みとコクのバランスのよさは贈答品としても評価が高く、お歳暮や年末年始の手土産として選ばれる機会も少なくありません。世代を問わず好まれやすい、まさに王道の味わいといえるでしょう。

どちらを選ぶか迷ったときの選び方の目安

選ぶときの基準になるのは、好みの方向性です。甘みとコクをしっかり味わいたいなら早生みかん、キリッとした酸味やみずみずしさを楽しみたいなら極早生みかんを選ぶといいでしょう。

食べるシーンも、判断材料のひとつです。お子さまやご年配の方と一緒に食べるなら、酸味が穏やかで皮もむきやすい早生みかんが向いています。反対に、残暑の中でさっぱりとしたものを求めているときや、季節の変わり目をいち早く感じたいときは極早生みかんがぴったりです。

贈答用に選ぶなら、世代を問わず好まれやすい早生みかんが定番です。自宅用に味の違いを楽しみたいなら、両方を少量ずつ用意して食べ比べてみるのもいいでしょう。どちらが優れているというものではなく、そのときの気分やシーンに合わせて選ぶことが、みかんをより楽しむコツといえます。

全国の早生みかん・極早生みかん産地紹介

早生みかん・極早生みかんは全国各地で栽培されていますが、同じ品種でも産地によって味の印象は少しずつ異なります。日照の当たり方や土壌の性質、水分管理の工夫といった条件が、糖度や酸味のバランスに直接影響するためです。

ここではみかんの代表的な産地を取り上げ、それぞれの気候風土がどのようにみかんの個性へとつながっているのかをご紹介します。

三重県

三重県最南端の熊野灘沿岸に位置する御浜町・熊野市・紀宝町周辺は、年間平均気温17℃という温暖な気候に恵まれた地域です。石ころの多い「礫質(れきしつ)」の土壌は水はけがよく、木が余分な水分を吸収しすぎないため、甘みの詰まった果実に育ちます。

この地域では、白いマルチシートで地表を覆って雨水の浸透を遮断し、あえて木を乾燥気味にすることで糖度を高める栽培方法も行われており、こうした工夫によって育つ「秋みかん」は、酸味が穏やかで糖度の高い味わいに仕上がります。

和歌山県

みかんの一大産地として知られる和歌山県。なかでも有田地域は全国屈指の生産量を誇ります。この地域の魅力は「3つの太陽」と呼ばれる日照の仕組みです。空から降り注ぐ太陽の光に加え、有田川や紀伊水道の海面からの反射光、そして傾斜地に積まれた石垣からの照り返しという、3方向からの光で木は効率よく光合成を行います。

さらに、糖度が決まる夏場は雨が少なく乾燥気味になることで、果汁の糖度が上がるのも特徴の一つです。収穫が近づく秋にほどよい降雨があることで酸味が和らぐため、季節の巡りそのものが糖酸比を整えるように働いています。

愛媛県

柑橘王国とも呼ばれる愛媛県。なかでも宇和海に面した西宇和地域は、山を切り開いて石を積み上げた「段々畑」の景観で知られています。急傾斜の段々畑は木同士が重なりにくく、太陽光・海面からの反射光・石垣からの照り返しという、和歌山と同じ「3つの太陽」の恩恵を受けられる構造です。

温州みかんの収穫量は和歌山県に次ぐ全国2位ですが、中晩柑まで含めた柑橘類全体では品目数・生産量ともに日本一を誇る、多彩な柑橘の産地です。

静岡県など他の主要産地

静岡県西部、浜名湖北岸に位置する三ヶ日(みっかび)地域も、日本有数の産地です。この地域の土壌は「秩父古生層」と呼ばれる赤みを帯びた石の多い地層で、水はけと保温性に優れています。

三ヶ日みかんの特徴は、和歌山や愛媛の甘さ重視のイメージとはひと味違う、しっかりとした酸味と高い糖度をあわせ持つコクのある奥深い味わい。同じ早生みかんでも、産地によって目指す味の方向性が違うことがよくわかる好例です。

このほか、日照量に恵まれた各地の海沿いや傾斜地でも、それぞれの気候風土を活かした栽培が行われています。

おいしい早生みかん・極早生みかんの選び方

店頭には似たような見た目のものが並んでいますが、果皮の質感やヘタの状態など、ちょっとした違いに注目するだけで、よりおいしい一玉を選べる可能性が高まります。一つひとつは些細なサインでも、いくつか重ねて見ることで味の見分けやすさに差が出るものです。より満足度の高いみかんを見分けるためにも、選び方の基準を理解しておきましょう。

とはいえ、ここでご紹介するのはあくまで目安であり、絶対的な基準ではありません。それでも複数のポイントを組み合わせて確認すれば、店頭での判断材料として十分に役立つはずです。

果皮のきめが細かいものを選ぶ

果皮には「油胞(ゆほう)」と呼ばれる小さな粒があります。この油胞が小さく、表面がきめ細かいものはおいしいみかんだといわれています。反対に、果皮が厚く表面が粗く見えるものは、味が淡泊なことも。売り場で手に取ったら、まず表面のきめの細かさをさっと確認してみてください。

ヘタが小さく、軸が細いものを選ぶ

上から見て、ヘタの切り口や軸の太さを確認してみましょう。一般的に、ヘタが小さく軸が細いものは、水分を過剰に吸収せず味が濃くなりやすいといわれています。逆に軸が太く水々しいものは、水分を多く吸って育った可能性があり、味がやや薄まっているかもしれません。

果皮が実に密着しているものを選ぶ

果皮と果肉の間に隙間ができ、皮が浮いた状態を「浮皮(うきかわ)」と呼びます。浮皮になったものは、果皮を押したときにふかふかとした感触があり、果汁が少なく感じられたり日持ちしにくかったりすることがあります。

持ったときにハリを感じるか、軽く指で押してへこみが戻るかを確認すると、おいしいみかんを見分けやすくなるでしょう。

やや扁平な形を目安にする

一般的な温州みかんでは、真ん丸なものより横幅があり、やや平たい扁平形のものがおいしい傾向にあるといわれています。

ただし由良早生のように丸みを帯びやすい品種もあり、形は品種によって異なるため、「扁平でなければおいしくない」と判断しないことが大切です。あくまで複数ある目安のひとつと捉え、他のポイントとあわせて参考にしてください。

果皮にハリがあり、傷みのないものを選ぶ

新鮮なものを選ぶときは、果皮に適度なハリがあるかを確認しましょう。水分が抜けたものは果皮が乾燥したり、しわが寄ったりすることがあります。

また、果皮の一部が過度にやわらかいものは、内部で傷みが進んでいる可能性も。なお、表面の軽い擦れや小さな傷、色むらは栽培中に枝や葉と触れて生じたもので、味には影響しません。傷んでいるサインとの違いを覚えておくと、見た目だけで敬遠しすぎずに済むはずです。

小玉と大玉は好みや用途で選ぶ

「小玉のほうが味が濃い」と紹介されることもありますが、サイズだけで甘さを判断することはできません。同じサイズ区分でも、品種や木の状態、収穫時期によって味は変わってきます。そのため、みかんの大きさは食べ方や用途に合わせて選ぶといいでしょう。

  • 小玉:一度に食べやすく、間食に向いている
  • 中玉:食べ応えと食べやすさのバランスがよい
  • 大玉:一個あたりの果肉量が多く、ジュースや料理にも使いやすい

贈答用では見た目のそろったもの、家庭用では表面に多少の傷があっても味を楽しめるものなど、目的に合わせて選んでみるのもおすすめです。

品種や生産者の情報も確認する

甘みや酸味は、外観だけで完全に見分けることはできません。購入時には、見た目に加えて商品説明に書かれている情報も判断材料にしましょう。

以下の項目が具体的に書かれているものは、生産者がその味に自信を持っている証拠のひとつと考えられます。

  • 品種:由良早生や宮川早生など具体名があれば、味の系統をある程度予測できる
  • 産地:産地ごとの気候や土壌の特徴から、味の傾向をイメージしやすくなる
  • 収穫時期:極早生みかん・早生みかんのどちらにあたるかがわかり、酸味と甘みのバランスの目安になる
  • 甘みと酸味の説明:糖度や酸味の具体的な言及があれば、好みに合うかどうかを判断しやすい
  • 栽培方法:水分管理などのこだわりが書かれていれば、味づくりへの姿勢が見える
  • 収穫後の出荷方法:産地直送かどうかで、鮮度や香りの残り方が変わってくる
  • 生産者の紹介:作り手の顔が見えることは、品質への信頼につながる
  • 家庭用または贈答用の区分:目的に合わせて、見た目重視か味重視かで選べる

逆にいえば、こうした情報がほとんど書かれていない商品は、味の特徴を判断しづらいということでもあります。迷ったときは、情報量の多さそのものを信頼度の目安にしてみてください。

早生みかん・極早生みかんをおいしく保存する方法

保存期間は収穫時期や品種、届いたときの状態、室温や湿度によっても変わるため、以下のポイントを押さえながら、できるだけおいしい状態を長く保ちましょう。

  • 箱で届いたらすぐに中身を確認する
  • 傷みやすいみかんから先に食べる
  • 涼しく風通しのよい場所で常温保存する
  • みかんを重ねすぎない
  • 定期的に状態を確認する

室温が低い時期は、暖房の影響を受けず、涼しく風通しのよい場所で保存するのが基本です。保存に適した温度の目安は8〜10℃で、涼しい冷暗所が確保しにくいときは冷蔵庫の野菜室を活用するとよいでしょう。

また、痛みのあるみかんをそのまま保管し続けると、他のみかんも次々に傷んでしまうことも。まずは状態をよく観察し、弱っているみかんから消費するように心掛けてみてください。

三重県御浜町で育つ早生みかん・極早生みかん

全国各地に早生みかん・極早生みかんの産地があるなかで、三重県南部の御浜町は、全国的な知名度こそ高くないものの、独自の気候と栽培へのこだわりで質のよいみかんを育ててきた土地です。

この地でみかんやレモンなどの柑橘類を栽培しているのが「ゼロイチふぁ〜む」です。糖度と酸味のバランスを大切にしながら水分管理にまでこだわり抜く姿勢は、数ある産地のなかでも際立っているのではないでしょうか。ここからはその土地の特徴と、栽培へのこだわりをご紹介します。

「年中みかんのとれるまち」御浜町

紀伊半島南部、熊野灘に面した三重県御浜町は、「年中みかんのとれるまち」というキャッチフレーズを掲げるほど、一年を通してさまざまな柑橘が収穫される地域です。年間平均気温17℃前後の温暖な気候と、石ころの多い礫質の土壌が特徴です。

雨が多い地域でありながら、この礫質の土壌のおかげで余分な水分がとどまりにくく、木に程よい乾燥ストレスを与えられます。この土地の個性を活かしながら栽培を行っているのが「ゼロイチふぁ〜む」です。

ゼロイチふぁ〜むが目指す甘みと酸味

ゼロイチふぁ〜むでは、糖度10以上を目指した栽培を行いながらも、甘さだけでなくコクと酸味のバランスを重視しています。果汁の多さや薄いじょうのう膜も、食べやすさにつながるポイントです。

高糖度だけを追い求めるのではなく、木への負担も考えながら、毎年安定しておいしい果実を届けることを大切にしています。

水分を細かく管理する栽培

ゼロイチふぁ〜むでは、マルチ栽培やドリップ灌水を取り入れ、少量多頻度の灌水を天候や木の状態に合わせて細かく調整しています。前述のとおり、糖酸比は水分量や乾燥のかけ方によって大きく左右されます。

この水分管理の丁寧さこそが、コクのある甘みと心地よい酸味のバランスを支える理由です。低樹高栽培を採用し、日光の当たり方を均一に保ちながら、管理や収穫の効率化にもつなげています。

農園から直接届く新鮮さ

ゼロイチふぁ〜むの果実は、収穫から箱詰めまでのスピードにもこだわっています。選果場やスーパーを経由せず、農園から直接届けることで、輸送中の揺れやダメージを抑えられるのも大きな魅力です。箱を開けた瞬間に広がる香りや、みずみずしい果汁、心地よい食感まで、産地直送ならではの新鮮さを味わってみてください。

まとめ

早生みかんと極早生みかんは、同じ温州みかんでありながら、木にとどまる時間の長さによって糖分と酸味のバランスが変わり、まったく異なる味わいに育っていきます。さっぱりとした酸味で季節を先取りしたいなら極早生みかん、コクのある甘さと酸味のバランスを楽しみたいなら早生みかんを選んでみてください。

産地ごとの日照や土壌、水分管理の工夫を知ると、一口ごとに「なるほど、この土地だからこの味なのか」と感じられるはずです。今年は違いを意識しながら、旬の一玉を食べ比べてみてはいかがでしょうか。

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